プロキシ・デーモン（newrelic.cfg）の設定

使用するログファイルの名前を設定します。

デーモンの -l オプションにより、コマンドラインで設定することができます。コマンドラインでこの値を設定すると、 newrelic.cfg で設定された値を上書きします デーモン自体はログファイルのデフォルト名を提供していませんが、デーモンのスタートアップスクリプトでは -l オプションを使用して、デフォルトの場所と名前を /var/log/newrelic/newrelic-daemon.log に設定します.

ログファイル に送られるメッセージの詳細レベルを設定します。このフィールドには、エージェントと同じ値を設定することが可能で、詳細度の高い順に

• エラー

• 警告

• 情報

• デバッグ

  デーモンで問題が発生した場合は、少なくとも問題を再現するのに十分な時間、ログレベル debug を設定してください。 debug ログファイルは、プロキシデーモンの問題をデバッグするためにしばしば必要です。

  デーモン --loglevel オプションを使って、コマンドラインで設定することができます。コマンドラインでこの値を設定すると、 newrelic.cfgで設定された値を上書きします。

この設定は、PHP エージェントのバージョンが 8.0 未満の場合のみ有効です。8.0 以上のバージョンでは、この設定を無視し、常に HTTPS 暗号化を使用して New Relic と通信します。

yes に設定すると、プロキシはコレクターとの通信に安全な接続のみを使用します。この設定では SSL を指定していますが、最新の業界標準に準拠した HTTPS 暗号化を指します。エージェントはデフォルトで HTTPS で New Relic と通信し、New Relic は New Relic と New Relic REST API へのすべてのトラフィックに HTTPS を要求します。

デーモン --tls オプションにより、コマンドラインで有効または無効にすることができます。コマンドラインでこの値を設定すると、 newrelic.cfgで設定された値を上書きします。

PEM形式のCA証明書を含むファイルの場所を設定します。設定すると、このファイルの証明書を使用して、New Relicコレクターが認証されます。ほとんどの場合、CAバンドの設定は不要です。New Relic PHPエージェントには、必要なCA証明書が同梱されます。

ssl_ca_path も設定されている場合（下記参照）、このファイル内の証明書が最初に検索され、次に ssl_ca_path ディレクトリに含まれる証明書が検索されます。

この設定は、 ssl が false に設定されている場合には影響がありません。

PEM形式の信頼されるCA証明書を含むディレクトリの場所を設定します。設定すると、このディレクトリの証明書を使用して、New Relicコレクターが認証されます。ほとんどの場合、CAパスの設定は不要です。New Relic PHPエージェントには、必要なCA証明書が同梱されます。

ssl_ca_bundle も設定されている場合（上記参照）、まずこの証明書が検索され、次に ssl_ca_path に含まれる証明書が検索されます。

この設定は、 ssl が false に設定されている場合には影響がありません。

一部のサイトでは、イグレスファイアウォールの制限が非常に厳しく、外部と通信するためにプロキシを使用する必要があります。このようなサイトでは、この値を設定する必要があります。

値は、 scheme://user:password@hostname:port という形式です。

scheme, user, password, port の値は、プロキシの設定によっては省略可能です。例えば、ユーザー名とパスワードを必要としないHTTPプロキシを使用している場合は、 hostname:port とすることができます。ほとんどのプロキシでは、ポートのデフォルトは1080です。

デーモン --proxy オプションを使って、コマンドラインで設定することができます。コマンドラインでこの値を設定すると、 newrelic.cfg で設定された値を上書きします。

デーモンがリッスンするソケットのエンドポイントを設定します。このエンドポイントにより、エージェントはデーモンと通信することができます。これは、エージェントの newrelic.daemon.address の設定と同じ値である必要があります。これは以下の方法で指定できます。

• 推奨。 指定したファイルをUNIXドメインソケット（UDS）として使用するには、 絶対 パス名を文字列で指定します。

• 標準的なTCPポートを使用するには、 1 ～ 65534 の範囲で番号を指定します。

• 抽象的なソケットを使用するには、 @newrelic-daemon という値を使用します（エージェントのバージョン 5.2.0.141 以降で使用可能）。

• 異なるホスト上で実行されているアプリケーションからの接続を可能にするには、この値を host:port に設定します。ここで、 host はローカルホストのホスト名またはIPアドレスを、 port は有効なポート番号を表します。IPv4 と IPv6 の両方に対応しています。この機能は、PHP エージェントのバージョン 9.2.0.247 以降で利用可能です。

  これらのオプションは、デーモンの --address オプションを使って、コマンドラインから設定することもできます。コマンドラインでこの値を設定すると、 newrelic.cfg で設定された値が上書きされます。

デーモンがプロセスID（pid）を記録するファイルの名前を設定します。

デーモンはこれをデフォルトの /tmp/newrelic.pid に設定しますが、スタートアップスクリプトではほとんどの場合、 --pidfile オプションを使用して /var/run/newrelic-daemon.pid に設定します。

デーモン --pidfile オプションを使って、コマンドラインで設定することができます。コマンドラインでこの値を設定すると、 newrelic.cfgで設定された値を上書きします。

この機能はバージョン 3.4 で導入されました。この機能を有効にすると、エージェントは、デーモンから New Relic に送信されたすべてのデータを含む監査ログを作成します。このデータには、各リクエストの完全なURL、日付、時刻、圧縮されていない、エンコードされていないデータが含まれています。これにより、機密データが含まれていないことを確認するために、New Relic に送信されるデータを正確に観察することができます。

指定するファイルは、上述のようにデーモンログと同じファイルにすることはできません。この監査ログはあっという間に膨大な量になってしまうため、New Relic では長時間使用しないことを推奨しています。

デーモン --auditlog オプションを使って、コマンドラインで設定することができます。コマンドラインでこの値を設定すると、 newrelic.cfgで設定された値を上書きします。